心霊体験談

【体験談】喫茶店にかかってきた一本の電話

投稿日:2017年12月22日 更新日:

ドラマや映画の題材のような怖い話には、ストーリー性があります。

霊が現れたのには理由があり、誰かに怨念を抱いている、誰かにメッセージを伝えたがっているなど、伏線や過去の出来事と絡めて興味深いストーリーが展開されていきますよね

しかし、実際はそういったことばかりではないのです。

 

「あれは何だったの?」というような、掴みどころのない心霊体験もたくさんあります。

 

今回は、恐味心震をご覧いただいている視聴者の方からいただいた、まさに「あれは何だったのだろう・・・」という恐味心震な体験談をご紹介いたします。

 

喫茶店を経営していた かおる(仮)さんの体験談

私は高校生の頃からこの世とあの世の間にいるような、不思議な感覚を感じていました。

周りからも他の人とは違って見えるのか、「霊感あるでしょ?」とか言われることがしばしば・・・

ですがそういう自覚は全くなく、心霊体験をしたこともありませんでした。

 

ただ、20代後半から30代後半まで、私が喫茶店の経営をしていた時のこと・・・

今から30年程前の、携帯電話もなかった時代の話です。

 

喫茶店を始めて1年か2年ほど経った頃でしょうか?

 

とある日、22時に店を閉めたあと、アルバイトの学生と常連のお客様がカウンター席で話し込んでいました。

 

すると突然「リリリリーン」と電話が鳴ったのです。

 

私は厨房で片付と翌日の仕込みをしていたので、アルバイトの女の子がその電話を取りました。

 

アルバイト
はい、喫茶〇〇でございます…え?もしもし…もしもし…
??
●●●●●

 

 

しかし電話に出てすぐに、そのアルバイトの女の子が慌てたように私のところに駆け寄ってきました。

 

アルバイト
オーナー、なんかおかしいんです…子供の声なんだけど、迎えに来てほしいって…
なにそれ? 間違い電話じゃないの?
アルバイト
それが…ちょっとかわってください。なんか変なんです。

 

 

そして、少し怯えたような表情で受話器を差し出しました。

 

タオルで手を拭きながら電話を受け取り、受話器を耳に当てると、何か微妙なノイズ音と車が走っているような音が聞こえました。

 

もしもし?

 

私が応対すると、受話器の向こうから、か細い声で・・・

 

??
寒いの、迎えに来て…

 

と言っているのです。

それは、大人が子供のマネをして電話しているとは思えない、本当に子供の声でした。

 

なんでこんな時間に子供が電話?

私は、一瞬ゾッとするようなものが背筋を走りましたが、本当に困っているならと思い、質問を続けることにしました。

 

ねぇ、お名前は?
??
・・・わからない・・・
お父さんか、お母さんは?…迎えにくるって言ったの?
??
さむいよ・・・
どうしてここの番号がわかったの?
??
…だれ もいない の…迎え に 来 て…
どこにいるの?
??
…わか ら ない…
近くに目印みたいなのはない?
??
…さん じゅう が あ る…

 

"さんじゅうがある"・・・

私の頭には30キロ制限の道路標識が浮かびました。

 

??
さむ い…冷 たい…早 く来 て…

 

質問を続けると、その子はパジャマを着ていて裸足であるということ、ノイズ音と「さむい」「迎えに来て」を繰り返していることから、屋外にいるということが分かりましたが、その他には何もわかりません。

 

しかし、よく考えてみると、外の公衆電話から子供がかけて話すには、あまりにも遅い時間です。

 

気づいた時には、私たちはずいぶんと長く話をしていました。

 

公衆電話のお金はどうしていたんだろうか?

 

真夜中に、子供が裸足で外から公衆電話をかける?

 

知らない相手に「迎えに来て」と言う?

 

それに、子供だからといっても、電話をかけた相手が間違っていることに全く気づかないとは考えにくいですよね。

 

そして、急に電話は切れました。

 

 

その後、アルバイトの子達と相談して、電話の相手が言っていた「さんじゅう」だけを手がかりに西に東に車を走らせました。

もしかしたら、電話をかけてきた子どもがどこかで置いてけぼりにされているかもしれない・・・

 

しかし、たった1つの「さんじゅう」という手がかりだけでは、案の定何もわからず、ただの気休めに終わってしまいました。

 

それ以降、今の今まで、あの時かかってきた電話の相手も、その理由も一切わからぬままです。

 

あれは一体何だったのでしょう・・・

 

今でも思い出すたびに、背筋がゾッとします。

 

 

流光七奈の解説

心霊体験の中で、電話メールなどに関する話をよく耳にします。

携帯電話やスマホを持っているわけでもなく、公衆電話にコインを入れて電話をかけることもないであろう霊から、なぜこのように電話がかかってくるのでしょう

 

それは、霊体が「エネルギー体」であるからです。

エネルギー体である霊体は電波や電気に乗りやすいため、こういった体験談をよく耳にするのです。

 

さて、この電話をかけてきたお子さんですが、この子は、ある場所で不幸な亡くなり方をしたために、魂がその場に残ったまま自分のお家に帰れなくなってしまっています

 

その場所で「寂しい、帰りたい」と思っているところに、たまたまかおる(仮)さんが通りかかり、この子とかおる(仮)さんの波長が合ってしまったのでしょう。

そのため、かおる(仮)さんに助けてもらおうと、電話という形でメッセージを伝えてきたのです。

 

しかし、この子を成仏してあげるためには、亡くなった場所に行き、この子の魂を家まで送り届けてあげなくてはなりません

これだけの情報では、亡くなった場所を探すことも、残念ながら容易なことではありませんね。

 

 

 

もし、あなたのご親族の方が事故や事件などに巻き込まれ、どこかで不幸な最後を迎えることとなってしまったら・・・

こんなことを考えるのは、全く好ましいことではありませんが、この子のようにならぬよう頭の片隅に置いておいていただきたいことがあります。

 

万が一、そのようなことが起きてしまった場合、ご家族、ご親族は、亡くなった方の最後の場所に行き

「辛かったね、一緒に帰ろう。」

と呼びかけてあげてください。

 

そうすれば、亡くなった後、この子のように知らぬ場所でずっと彷徨い続けることはありません。

魂は、呼びかけたご家族と共にお家に帰り、きちんと成仏されます。

 

最後に、この体験を通して、かおる(仮)さんに不幸が起きる、この子に取り憑かれてしまう、など危険な状況に陥ることはありません。

それよりも、寒さに凍えながら両親の迎えを待つこの子が、早く自分のお家に帰れることを祈るばかりです。

 

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